矯正歯科とは

矯正歯科とは、不正咬合や顎変形症で噛み合わない状態を、
自分の歯を生かしたまま矯正器を装着して
しっかりと噛み合うようにしてきれいな歯ならびにする歯科治療です。

 

一般歯科、小児歯科、歯科口腔外科とともに
標榜科としても認められている歯科診療科の一つです。

 

不正咬合とは、出っ歯・乱ぐい歯・八重歯・受け口・すきっ歯などと言われる
噛み合わせの悪い歯並びのことです。

 

こうした不正咬合を放置しておくと、
「食べ物を十分に噛めない・発音が不明瞭になる・虫歯や歯槽膿漏になりやすい
口臭になりやすい・アゴ関節に負担がかかる」といった不具合を引き起こします。

 

こうしたことから矯正歯科はきれいな歯並びに矯正することで
問題のある歯に本来の機能を回復させるだけではなく、
歯槽膿漏・虫歯・咀嚼障害などの病気を予防するとともに
歯磨きが容易になることで虫歯や歯槽膿漏を予防できることから
歯の寿命を延ばす効果もあります。

 

矯正歯科の治療は歯を削ったり抜歯したりするのではなく、
歯を生かしたまま患者自身の「骨の新陳代謝」を利用して治療することから
時間がかかるという問題はありますが身体への負担が少ないという特徴があります。

 

患者の「骨の新陳代謝」のペースで治療をすることから、
全体の歯並びが整って良い咬み合わせになるまでには
2〜3年の期間が必要になるのです。

 

矯正装置で少しずつ継続的な力を歯に加えると、
歯は1カ月に1mm程度のスピードで動きます。

 

やみくもに強い力を加えたとしても早く動くわけではありません。
力をかけ過ぎると歯の周囲の血管が圧迫されて正常な代謝ができず、
歯が動かなくなったり歯根や周囲の骨に大きなダメージを与えたりするのです。